討鬼伝2

ストーリー評価


ネタバレあり
(いつも通り、私の個人的な感想です)





そつなくまとまっていて、最後にあの展開に持っていくのは
スムーズで割と「お、なるほど」と思いました。


ただ、以前の記事で書いたように
少々、ストーリーが駆け足気味で
特に中盤からそれが目に見えて出てきます。
巫女を攫う展開辺りまでは各キャラの特徴が良く出ていて
かなり良かったのですが……
その後からが勿体ない。
序盤からずっと引っ張ってきた時継と紅月の伏線がさらっと終わり
極で絶大な人気を得た九葉さんの活躍を描きたかったのか
敵役の軍師である識を完全に食ってしまう始末。
もっとこの軍師二人はお互いが牽制し合い、知謀を見せつけ合う
そんな展開が欲しかったところ。
終始、九葉さんが押し続けて勝ってしまう。
禁軍の隊長も時継とかつての仲間という設定の為に
あっさりとこちらに寝返るのは……うーん……。


識に忠実な、いかにも悪役って感じのキャラが居てもよかったんじゃないかなー。
なんか皆に敵に回られて、最後少し可哀想だった。
まあ……討鬼伝で人対人を描くのは確かに難しいのかもしれないけど……。
それと、主人公の過去も割とあっさりしてて
ふわっとしたまま話を流されるのは……。



そして、私が個人的に感じた感想ですが
やはり某方には、まだ重要なキャラの声は厳しかったんじゃないかなぁと……。
決して下手ではないんです。
でも、どれも同じ調子というか、全部同じ演技というか……。
せっかくの重要シーンでも特に緊張感が感じられず……。
脇役か仲間の一人くらいの立ち位置なら気にならなかったんでしょうけど
メインに割と関わってくるので……。


あ、あとカラクリが便利設定過ぎて
博士が半分ドラえもん化してたのはどうかな。
設定的に超文明のものなので便利なのはいいとしても
なんでもかんでも、それで解決しちゃうので
前作の苦労はどこにいってしまったのかなーと思う。
そこは少し悲しかった。

橘花さんの命を削っても里の皆を守る意志と
それに付随する桜花さんや皆の考えと
その命のやり取りが凄く良かっただけに
あ、カラクリで解決しちゃうの?と……。
今作は巫女が幼いので
そういう厳しい展開は社会的にも難しかったのかな……。
幼いゆえの未熟な思いとかはあったものの
それも簡単に解決してしまうので
なんというか、まあ……カラクリって凄いよね。

そのため、過去作に比べて
こう、心燃える展開がちょっと少なめです。



今作ストーリーの統括

全体的に見れば、そこまで破綻なくまとまっているものの
カラクリの便利過ぎる設定
感情移入し切る前に進んでしまう駆け足気味の展開
伏線の回収があっさりし過ぎ等々……
細かい部分で気になる所があり。
もう少し丁寧に描いてくれれば傑作になりえたストーリー。
燃える展開が少な目なのもマイナス。

それでも十分に楽しめた。
2の極が出たら、もっと人間ドラマを深く濃く描いて欲しいですね。



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